当サイトで取り扱っている楽譜の編集方針
DTMで曲を打ち込んだり、作ったりするときは、前奏からコーダまで全部自分で作らなければなりません。
参考にするために楽譜が欲しいのに、市販の楽譜フォーマットは演奏することを目的として作られているので、
間奏や後奏がカットされてコード進行が書いてないものが多く、目的がかなわないことがあります。
簡単に楽曲全体を把握できて、歌以外の部分も参考にできるフォーマットの楽譜がもっと販売されないかな?
そんな思いから「それなら自分で作っちゃえ!」と始めたサイト作りが、おかげさまで1000曲を超えました。
メロディ譜は汎用性が高く、弾き語りに利用するのみならず、管楽器で演奏したい人や、
バンドのコンデンススコアとして、また楽曲のアナリ−ゼを目的とした利用もでき、大変便利な書式です。
繰返し記号と優先させるメロディー
市販の楽譜では1番と2番のメロディーが違う場合、
小さな音符を使って一段に2つ(もしくは3つ)、
旋律を表示してあることが多いのですが、この表記は煩雑でひと目では判断するのは難しいです。
これは本来ならば繰返し記号を使わないで表記するのが望ましいところを、
紙面が限られていてる都合で採られているやむを得ない処置なのです。
出版譜に比べデータ販売ではページ数が無制限なので、
全く繰返すことなく発行することも可能で、これは優位点のひとつですが、
一方で、繰返し記号を使った楽譜に慣れてしまっているので、
繰返し記号を使わないと、今度は楽曲の構造が解りにくいので見づらいという意見もあるのです。
そこで本サイトの楽譜ではこんな編集方針をとっています。
○基本として、全曲共通で「1番は1カッコ」「2番は2カッコ」「セーニョは3回目のサビにつけ、使用は1回のみ」という書式にする。
○許容できない程度、1番と2番のメロディーが違うと判断した場合は、
繰返し記号を使わずに処理する。
○小さな音符を使うとごちゃごちゃして見づらいので、
表記するメロディーは1番のメロディーのみ。
2番独自のメロディーは割愛して、歌詞のみ独自メロの位置に表記する。
○同様の理由で前奏、間奏のメロディーも、
歌のメロディーにかぶるときは、見づらくならない時のみ表示する。
ほんのちょっとメロディーのリズムが違ったり、
フェイクがあるぐらいのことなら書いてなくてもフォローできる。
それより「見やすさ」「わかりやすさ」を優先した方がいい、という考え方です。
経験から以上のような方針をとっていますが、
もっとこうして欲しい、この方が見やすいという御意見、御要望がございましたら、
メールでのご意見をお待ちしています。
※コードネーム の表記ルールについて知りたい方は
こちらをご覧ください。